新年明けましておめでとうございます。
村民の皆様にはご健勝にて新年をお迎えのことと思います。
昨年12月初めから年が明けて上旬まで、記憶にない早い時期からの寒冷と豪雪に見舞われ、毎日の除雪に新年を迎えたという気持ちになれなかったのではとお察し申し上げます。
村でも人命優先に対応し、道路等除雪の遅れに皆様方には大変ご不便をおかけしました。
天候も一段落し、各施設等除雪しながら点検してみますと、落雪や雪の重みで林産所製材工場の全壊をはじめ、個人の建物も含めて破損箇所が見つかり、大きな雪害を受けてしまいました。
当村の本格的な降雪期はこれからであります。既に積雪量は限界に達しており、雪崩等と合せて、更なる雪害が心配されます。
一応、国や県でも豪雪についての対策は考えておりますので、連絡を密にしながら対応して参りたいと思います。
平成17年を振り返りますと、景気は上向いていると言われておりますが、これは大都市や一部の大企業のみで、地方や中小企業ではまだまだ景気は回復していないというのが実情ではないでしょうか。
それは、世論調査等で国民が今、一番国に求めているのは、財政再建や景気回復を望む声が多く、次いで社会保障(年金、医療、介護)や将来を見据えた少子高齢化問題等にある様です。
そうした不安の多い中で執行された衆議院議員選挙において与党の圧勝の後を受け、郵政民営化法案が成立しました。
こうした政府与党のなりふり構わない政策を考えると、地域間、業種間、個人間での格差がますます拡大する心配があります。
また、国が推進しております、平成の合併につきましても、全国で6割の市町村が消えることになり、郡内でも、7町村から4町村となり、広域事業の運営を含めて、今後慎重に対応しなければと思います。 村におきましては、尾瀬の入山者がまた減少いたしました。
台風の襲来もなく、天候にも恵まれ、日光キスゲをはじめ近年にない花の当たり年で大いに期待しましたのに残念な結果となりました。
ただ本村側からの入山者は前年並みであり、訪れた人
の足止め策を講じなければならないと思います。
次に、平成16年に受けました災害復旧工事につきましては、一部は完了しましたが、6月の集中豪雨により、まだ完成していない箇所が再度災害を受け、拡大したために次年度に繰越し事業となりました。
その他、主だった建設工事や諸事業につきましては予定通り終了することができました。
ご理解、ご協力いただきました関係者に心より感謝とお礼を申し上げます。
さて、平成18年においては、景気の格差は一層拡大する可能性がある中、政府予算は緊縮型とする方針が決定され、財政需要が施設整備等のハード中心から、少子高齢化対策、老人医療や年金対策、ごみ処理等環境対策、人材育成等のソフト中心に変化して参ります。
また、景気が回復したとの背景から、所得税と住民税の定率減税を廃止する方針を打ち出し、反面、その他の社会保険料との個人負担増を求める姿勢も一段と鮮明にし、また一方では原油価格が史上最高値を更新するなど、ますます国民の家計は窮地に追い込まれる恐れが大きいと思われます。
そうした厳しい財政状況の中で、三位一体の改革が推進され、その目的は地方の一般財源を増やし、地方の財政運営の自主性を強めることにあるということから、ひも付き等の国庫補助負担金や地方交付税を減らし、連動して地方税を増すことにある訳でありますが、課税客体の乏しい町村では国庫補助、負担金や地方交付税の削減に見合う税収を確保することは、当然無理なことでありますので、今後、地方財政はますます厳しくなって参ります。
しかし、合併しないで自立の道を選んだ以上は歴史的な文化、風土、自然等、地域の個性を生かした独自の取り組みに住民一人一人が「地域が自分のために何をしてくれるのか」という受身から「自分は地域のために何が出来るか」という積極的な立場に立って、分担と連携の調和を図りながら、住民自治の実現を目指していくべき時だと思います。
村では観光が唯一の産業であり、観光の振興が中心となります。
尾瀬がラムサール条約湿地の登録を受け、福島県では尾瀬の入山者減少のことも考え、あの素晴らしい尾瀬を環境教育の場とし、一度訪れた人が将来にわたって再度訪れてくれることに期待し、今年度から3ヶ年間県内の小・中学校6校を毎年指定し、往復の交通費の補助金を交付することが決定しております。
次に、今、村では御池地区の今後の利用について検討委員会を設け、審議中であります。
1つは、ブナ平の昔の歩道を遊歩道として、御池から七入間に設け、ゆっくりと原生林の中を散策する事業です。
2つ目は、御池から燧ケ岳の登山道の荒廃がひどく、毎年ケガ人等も出ていることから、将来は廃道とし、それに変えて裏燧林道の上田代から広沢田代間に景観も良く、緩やかな登山道を開設したいと思います。
次に、御池田代にバリアフリー対応の自然道を設け、高齢者や身障者にも気軽に尾瀬の雰囲気を感じていただきたいと思います。
これは何年か先を見据えた事業計画です。
次に、訪れる人を歓迎する意味で、村内各家庭や公共施設に県と村で支援し、花の観光地づくり事業を進めたいと思います。
次に、当村に訪れた人から色々なことを尋ねられたら、親切に案内や説明が出来るよう、尾瀬や会津駒ケ岳等を含めたガイド事業を観光協会と共同で実施に向かってスタートしたいと思います。
次に、上川原癒しの空間事業で野面石の水路工事を行い、近い将来にはホタルが夏の夜空に乱舞するような公園を、ミニ尾瀬公園と合せて整備して参りたいと思います。
次に、来る3月18日に会津鉄道がJR新宿駅に相互乗り入れが決定し、また、「会津高原駅」が「会津高原尾瀬口駅」に駅名が変わり、今後の当村の観光客誘致に大いに役立つものと思いますので、首都圏等でのPRに努めたいと思います。
また、尾瀬サミットで尾瀬が単独で国立公園としての指定を目指して運動を展開することが決定しておりますので、会津駒ケ岳、帝釈山の編入も含めて運動して参りたいと思います。
次に、今後間もなく、定年退職を迎える団塊世代の人を呼び込もうとする動きが広まっている中で、趣味や自分の時間を大切にしようという都会人が増える一方で、高齢化や人口の減少から「人を呼んで活性化したいという」地方の思いがマッチするのではないかと言われており、
当村でも当然この対応は今から講じて参らねばならないと思います。
次に、毎年春先に尾瀬への除雪が済んでいるのに、雪崩の危険箇所の関係で開通が遅れておりましたが、今年度中に県の工事が完了しますので、今までのような開通の遅れはないものと思います。
次に、近年成人病等による医療費が多くなっております。
成人病は働く人に多く、したがって社会的にも家庭的にも大きな損失であり、村民が健康で豊かな生活を過ごすためにも、健康づくりの自覚と実践を促進することが肝要でありますので、その対策に努めて参りたいと思います。
また、子供達の健康増進は勿論、幼児期から教育の振興も図って参りたいと思います。
児童館ではただ、子供を預かっている程度ではなく、就学前の準備として環境を整えたい。
また、就学児童においても、教育委員会、家庭、学校が将来の子供達のことを考える場を設け、村でもその対応に努めて参りたいと思います。
以上が平成18年度の主だった事業計画でありますので、村民各位の尚一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。
むすびに村中の安全と、皆様方のご健勝、ご多幸をお祈り申し上げ、年頭のごあいさつといたします。
あけましておめでとうございます。
昨年末からの記録的な豪雪と村の経済事情がオーバーラップして「風雪に堪える」(世の苦難に堪え、苦労する事)という言葉が身に染みてなりません。
我村は観光が基幹産業。観光産業の土台が「尾瀬」。
平成8年度約64万人あった入山者は今年度(平成17年度)約31万人と半分以下になりました。歯止めのかからない入山者減少の影響は深刻で、観光業者はすっかり元気さがなくなり、観光業の地盤沈下が顕著になってきました。
舵取りを間違えたのか、対応に遅れをとったのか、観光業者の暮らしは青息吐息。
役場の財政も、交付金の削減・見直しが進んでいる中、悪化こそすれ、好転の兆しは見えません。垂れ流し状態が続く特別会計(アルザ、スキー場、木工所売店、舞茸生産、自然水生産、そば生産、養魚場、御池ロッジ、御池売店・食堂、公衆浴場など)への繰出金。
思い切った外科手術を施し、体質を変えないと、連鎖を起こし本丸をも弱体化させかねません。命題?の大きさに嘆息のみ。
明るい話題を4つ。これらを機に反転攻勢に入りたいものですが、その中心部隊になるのは「役場」。職員の現状認識と意識改革(勉強)がカギ。
4点は次の通り。
@尾瀬・ラムサール条約登録
A県の「尾瀬環境教育」着手と推進
BJR東日本と東武鉄道の特急列車直通運転の開始(JR新宿駅―東武鬼怒川温泉駅間)
C「日光国立公園」から「尾瀬国立公園」への独立と実現
@は歌舞伎が昨年秋ユネスコの文化遺産の中のひとつである無形文化遺産に選ばれました。世界遺産は文化遺産、自然遺産、複合遺産に分類されます。能楽(2001年)、人形浄瑠璃文楽(2003年)に次ぐもので、選定された事は歌舞伎への関心を高め、再認識への好機になります。
勿論檜枝岐歌舞伎にとっても間接的に好影響が期待されます。
また、昨年秋尾瀬がラムサール条約に登録されました。
登録されるとどんなメリット(利点)があるのか?
これからお客さんに尋ねられる事もあるでしょうから簡単に説明。
ラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)とちょっと長い条約名。
ラムサールとはイランのカスピ海沿岸の都市名で、1971年同地で条約が採択されました。
湿原や河川、湖沼など湿地とそこに生息する動植物を保護し、ワイズ・ユース(賢明な利用)を促進することを目的にしているのが大きな特徴。
国内外にマスコミなどを通じ湿原・湿地等の価値がグローバルにPRされ、価値、素晴らしさを十分にアピールすることができるわけです。
その効果を十分に活用し地域の振興、自治体の発展、ひいては地域住民の暮らしに役立てることができるかどうかは、地元自治体の腕、能力?次第といえます。
村民の中には何か規制がかかるのではないかと心配、訝る方もいるかと思いますが、世界遺産(保護と保全が強く義務づけられる)と違い、同条約はワイズ・ユースが可能な点ですがこれまで同様、保全・保護への努力、取り組みは地元自治体、住民として当たり前であることはいうまでもありません。
次にA県の「尾瀬環境教育」の推進は、来年度(平成18年4月?)から、ラムサール条約に尾瀬が登録されたことを受け、県内の小・中学生を対象に「尾瀬環境教育」をスタートさせるというもの。
実施概要は、南会津以外の6振興局ごとにモデル校を1校指定。(小・中学校それぞれ3校) 尾瀬までの交通費を補助するとともに、観察のモデルコース設定や宿泊地の斡旋などを行う。(復年継続事業)
湿地で貴重な湿原、高山植物や珍しいトンボなどの動物の観察を行うなどして、子供のうちから自然科学を習得するとともに環境保護の大切さを学ぶことを目的としている。
この事業の実施は、県が尾瀬への入山者の減少に歯止めがかからない現状を深刻に受け止めているため。
合併する市町村もしない市町村も多方面から支援する県は、同事業で尾瀬へのリピーターを増加させることがサポートのひとつになると判断している。
我村にとって、同事業は低迷の続く観光産業のテコ入れ、地盤沈下を抑える有効な一助になるものと思われます。
観光業者は受け入れ体制の充実に力を入れ、訪れる小・中学生、学校の期待に応える努力が急務になります。
強力な助っ人?の出現で村に光明が射すかどうか。
県との協働の真価が問われそうです。
B「JR東日本と東武鉄道の特急列車直通運転の開始」は3月18日にJR東京・新宿駅から「スペーシアきぬがわ号」が午前10時35分、鬼怒川温泉行き一番電車が出発することになっております。
停車駅は池袋、大宮、栃木、新鹿沼、下今市、鬼怒川温泉駅で1日上下各3本運転(日光行きを含めると4本)されます。
日本一の乗降客(1日約350万人以上)を抱えるマンモスJR新宿駅から鬼怒川温泉駅が直通で結ばれるメリットは、我村へのアクセス面で計り知れないものがあります。
横浜、川崎、東京・西地区、池袋、大宮とメガ・メトロポリスからの利便性が大きくアップするのです。
信じられないような交通網の充実で、南会津と関東圏がグーンと便利になります。
また、会津高原駅が「会津高原尾瀬口」に駅名が変ります。
我村もこの機を逃してはなりません。
鬼怒川温泉まで来られるお客様をできるだけ尾瀬口駅まで導かねばなりません。
役場でのPR活動、周知の徹底など本腰を入れた取り組みを期待してやみません。
C「尾瀬国立公園」の実現を求める件については、現在、群馬、新潟、福島の3県と群馬県片品村、新潟県魚沼市と我村の3市村が一緒に協力し合い、日光国立公園からの独立に向けて努力しております。
また、群馬県議会、新潟県魚沼市議会、群馬県片品村議会、檜枝岐村議会が「尾瀬国立公園」の独立実現を求める意見書をそれぞれ採択し、陳情活動を展開しています。
尾瀬が独立の国立公園になることにより、環境保全意識の普及、高揚が図られるとともに、広く国民に尾瀬が知られることになります。
地域づくり、地域振興に大きく寄与すると思われ、その効果は計り知れないものと考えられます。
尾瀬地域において現在、公園計画の見直しが進められており、この機に3県、3市村がスクラムを組み、積極的運動を展開していく方針。
4つ…いずれのプランを実?のあるものにするかしないかは役場?、地域住民?の努力と能力、踏ん張りと頑張りにかかっております。
観光業者は額に汗して頑張ります。
役場の職員は頭(脳)に汗して村民の期待に応えていただきたいと思います。
そして協働?のスピリットで観光を活性化させ、元気村をめざし地域振興を推進しましょう。
村民の皆様新年明けましておめでとうございます。
昨年暮れからの未曾有の大雪に四苦八苦し、連日の除雪作業に大変な日々を送られておられることと思います。
一部の施設においては被害も発生しており、小中学校におきましても雪崩危険防止のため休校とする措置等を講じなければならない結果となりました。これからも十分注意して参りたいと思います。
さて、昨年を振り返ってみますと、一昨年に引き続き中学生を主体としたチームが福島駅伝に参加し、参加73チーム強豪市町村のひしめく中、96・1qの区間中、前年に比べタイムを14分以上縮め、順位を上げ素晴らしい走りを見せてくれました。
また、村民各位の応援を背に今回も素晴らしい感動、感激を与えてくれました。選手の皆さん、家族の方々、関係各位に改めて御礼申し上げます。
スキー競技につきましては近年少人数化等により低迷しておりましたが、中学生、高校生のアルペンスキーまた、今年から本格的に練習をつんだ中学生のクロスカントリースキーの活躍もあり、新聞で報道されるたび檜枝岐の名声を高めてくれ、明るい話題を提供してくれました。
また反面国内、県内におきましても児童、幼児の大変悲しく痛ましい事件が多発いたしました。
栃木県今市市で起きました下校時における小学生の殺人事件につきましては、まだ解決を見ていないわけですが、全国的に危機感を持って対策を講じられております。
福島県でも地域的には声掛け事案等も多数あり、全県を挙げての取り組みがなされております。
村においては事件性になるものより自然環境による危険の方があるとか思われますが、登下校時における雪崩危険箇所の注意の喚起、屋根からの落雪、また雪出し場亀裂の注意など、小学校では村民のご協力をいただき、見守りボランティアの組織をつくりましたが、保護者をはじめ村民の皆様に更なる連携を深め合い見守り、対応していただくことが大事と思いますので、これまで同様よろしくご協力いただきますようお願いいたします。
新年度の学校教育関係につきましては、小学校では、3、4年生、5、6年生がそれぞれ複式学級となります。
関係機関に講師の確保をお願いしましたが、願いかなわず村費により非常勤講師一人を確保することにご理解をいただき、主要教科については完全とはいかなくても単式的授業が受けられるよう講師採用を行うことになります。
また、中学校におきましては、小規模校であり一人ひとりに目が行き届き、決め細やかな指導が受けられますが、反面競争心等の欠如が上げられます。
新聞等で報じられご存知かと思いますが、郡内の中学校6校で地域を担う人材育成のため、民間教育事業者と連携しての学習サポート事業が新たに始まります。
学力の向上、都市部とのかい離が生じないよう、また、インターネットを活用しての学習となりますが、各学校で企画立案しての授業が展開され期待されるところです。
公民館事業につきましても例年通りの事業を実施してまいりますが、皆様のご要望等もお寄せいただきたいと思います。
村民が健康で安心して暮らせるための一助となるよう、公民館及びスポーツクラブによる健康増進に結びつく、ゲートボール、グラウンドゴルフ、フットサルなどスポーツの振興を図りたいと思いますので是非参加いただきたいと思います。
村民の皆様にはこれまで同様、各種行事に参加いただきますようご協力、ご支援をお願いいたしまして新年の挨拶といたします。